先に申し上げると本ページは仏だけ徒歩の歌詞「もうニルヴァーナか!」の1節についての私見をとうとうと語るのみの大変無意味な内容となっている。
昨年末、このような質問をいただいた。
①ロシア語説
もうニルヴァーナか!は最後の文字の母音がaである。この言葉を見てまず思い出したのは、ロシア語である。ロシア語にはマトリョーシカやコロブチカなどのように最後の文字の母音がaで終わる単語がいくつかある。きっとロシア語の中に該当する単語があるのではなかろうか。早速ネットで無料で見られるロシア語辞典を開いて探してみた。
無理だった。aで終わる単語の数が多すぎる。そもそも、最後の文字がaで終わる単語の検索の仕方がわからない。ただ、どうやらロシア語の女性名詞は基本的にaで終わるらしい。なので、質問者の指す単語がロシア語であるならば女性名詞である可能性が非常に高い。
そういえば時々思うのだが、男性名詞や女性名詞の存在についてフェミニスト達はどう思っているのだろうか。例えば、ロシア語では家は男性名詞だそうだが、女性だけの家庭もある!性差別だ!と怒ったりしないのだろうか。表題から逸れてしまうのでここで留めておくが、私は男性名詞や女性名詞を見るたびこれが気になってしょうがない。
②サンスクリット語説
表題の曲は仏教用語が盛り沢山の歌詞である。ならば、サンスクリット語に近い言葉があるかもしれない。実際、ダルマやカルマはaで終わる。また、アーユルヴェーダに至っては韻こそ踏んでいないものの、「もうニルヴァーナ」と同じリズムであるためかなり有力な気がする。他にも、ゴータマ・シッダルタとか、多少強引ではあるがまぁ似てなくもない。
もしかしたら、椎名林檎はサンスクリット語の語感に寄せて「もうニルヴァーナか!」という言葉を生んだのかもしれない。計算なのだとしたらすごいと思う。
③日本語説
質問者は日本語でない言葉だと言っていたものの、灯台下暗しで案外日本語にも似た単語があるのではないだろうか。「くうねるあそぶ」とか前半部の語感が結構似ている。ちなみにこの単語、コピーライターである糸井重里氏が車の宣伝に拵えたコピーらしい。シンプルだけど耳に残る良い言葉だなぁと思う。
3つの言語に絞ってつらつらと述べたが、上述以外の言語という可能性も未だ捨てきれない。例えば、がーまるちょばとかちょっと似ていると思う。なお、ウィキペディアによるとがーまるちょばはジョージア語らしい。
今回最適解は見つけられなかったが、今後似たような単語を見つけたら随時ここに追記して行きたいと思う。
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