もう半年以上も前のことになるが、だんなが育休を取った様子を書き留めてみた。
①育休をとった経緯
世の意識高いイクメンであれば、まだまだ出産ダメージの残る産後3ヶ月くらいに育休を1ヶ月とり妻と子に寄り添うのかもしれない。しかし、うちのだんなはそこまで意識の高い方ではないので、産後10ヶ月の際に1週間の育休をとる運びとなった。1週間以上の育休も取れるらしいが、だんなの周囲では1週間取る者が多数であったのでそのようにしたらしい。まぁ世の中には育休の取れない職種もあるのだ。取ってくれるだけでもありがたい。
②育休中の計画を立てる
1週間は長いようで短い。ぼーっとしていたらあっという間に過ぎてしまう。であるならば、予め目標を設定しておいた方が良い。私は「育休中の日中の育児を全面的にやる」というのはどうかと提案した。日中、としたのはうちのだんなは眠りが深すぎて確実に夜泣き対応できないためである。本当なら夜もやってほしい。
しかし、だんなからは「育休中の全ての昼ご飯と夕ご飯を作る」という別案を提示された。これはだんなに限らず何かしらの試験を受ける全ての人達に言いたいことだが、目標というものは誰かに与えられるよりも自分で設定する方がモチベーションが上がる。そして具体的であればなお良い。だんなの提案してきた目標は、私の提案したものより具体的であった。それに、最近食戟のソーマにハマり、じわじわと料理への興味が出てきた彼の言葉には説得力があった。
私はだんなの提案を、受け入れることにした。
③育休中のだんな
提案を受け入れはしたものの、全く心配していないかと言われると嘘になる。育休が始まると、私ははことあるごとに彼に献立を聞いた。最終的には昼ごはんを食べながら夜ごはんの予定について話していた。逆の立場だったら絶対嫌な状況である。だがそのような状況も意に介さず、だんなは宣言通り1週間の昼ごはんと夜ごはん作りを見事やってのけた。しかも皿洗いまで。一人暮らし時代にほとんど自炊をしていなかった男の所業とはとても思えない。
④育休後のだんな
育休後もだんなには料理の習慣が残った。最初は土曜の夕ご飯を作るのみであったが、いつしか土曜の昼ご飯と夕ご飯を作るようになり、今では土日の昼ご飯と夕ご飯を作るようになった。調子が良ければノー残業デーでいつもより早く帰った平日にも作ることがある。彼は1週間の育休を経て料理スキルを獲得したのである。
⑤これから育休を1週間取る方へ
1週間の育休というものはかなり短い。しかし、短い分具体的な計画や目標を立てやすいのではと思う。目標は自分本位なものでなければ何でも良い。育児に集中的に参加することで育休中妻の負担を軽減するのも良いだろうし、家事を極めることで今後の自身の家庭でのポジションを築くのも良いだろう。普段仕事に充てている熱量をそのまま家庭内に持ち込めば良いので、やってやれないことはないはずだ。
そういえば、育児のスタンスについて夫婦間で話し合ったことはあるだろうか。ちなみに私は、育児の主導権は私にありだんなにはそれに従ってほしいと思っている。言い換えると、だんなとは育児においては上司(妻)と部下(夫)のような関係でありたいと思っている。でも、世の中には育児というマラソンを並走してほしい妻もいるだろうし、最終決定権は夫に握っていてほしい亭主関白タイプの妻もいることと思う。自分はどういうスタンスが良いのか、妻はどういうスタンスが良いのか、定期的に確認した方が良い。特に出産前と後では考え方が大きく変わっているかもしれないので、一度確認した方が良い。
こんな拙い文章を最後まで読まれた方がいるかどうか分からないけれど、みなさんの1週間が有意義なものとなるようお祈りします。
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