幼稚園時代の頃の話である。
ある日、私の目の前で男の子2人が喧嘩を始めた。
喧嘩の理由は忘れてしまったが、その様子を見た私はニヤっと笑いながら「もっとやればいいのに」と言ったらしい。喧嘩していた男の子2人はもちろん、喧嘩を止めようとやってきた保育士さんもドン引きしたそうだ。
このエピソードは大きくなった今でもたまに母から聞くし、自分でも覚えている。
私の記憶では、喧嘩している2人がなんだか楽しいことをやっているように見えたため、こちらも何だか楽しくなった故の発言であった。しかし、あまりにも場が凍りついたため、なんだかまずいことを言ったに違いないと子どもながらに理解したのを覚えている。
おそらく人生初めての対人関係での失敗である。
大人になった今では人間関係の失敗はだいぶ減ってきた。失敗の経験値が貯まってきたからである。それでも、まだ30年ほどしか生きていないのだから経験していない状況というものは山程ある。年を重ねれば重ねるほど勇気がいるけど、私という人間は失敗しないと学習しないたちなのだから、これからも臆せず失敗していきたいと思った。
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