2017年2月6日月曜日

阪急電車 / 有川浩


 中学の友達にセットで売られている服を買う子がいた。最初からセットで売られている服を買えば失敗することはないからだ。私はどちらかというと自分で選んで組み合わせることを楽しみたい性分だったので、理解できなかった。

 中学・高校と全く本を読まずに育った私は、何か本を読みたいとき大抵他人におすすめを聞いてそれを読んでいる。そうすればあまり読むのに挫折しないだろうし、すすめられた人に言うための感想など考えるから漠然と読んでしまうことがなくて、ちょうど良い。

 あのとき友達にいまいち共感できなかったのに、知らない間に同じことをやっていて、何だかおかしかった。

 この本は、ラボにいる会社から派遣されてきた人にすすめられて読み始めた。年代のばらばらな、様々なタイプの女性が出てきて、しかもみんなかわいくて。きっと、これをすすめてくれた人もほっこりしながら読んだんだろうかと思えてほっこりした。今度は今津線に乗った後で読んでみたい

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