2020年4月19日日曜日

TONGUE TE TONGUE / SOUL'd OUT

田舎においてオシャレなカフェの存在は貴重である。

先日、以前から入ってみたかったカフェにだんなと行った。
店の名はCafe de ソルト。

店名から想像するに、塩に特化した料理が出てくるのだろうか。
いろいろと想像を膨らませながら店内に入ってみると、

すごくオシャレだった。
天井からなんかドライフラワーみたいなのがたくさん吊るされている。お客さんも大学生やオシャレなママさんばっかりだった。

メニューを開く。
あんまり塩をフィーチャーした料理はなかった。
むしろタピオカドリンクの種類が多かった。
もしかしたら店長の名前に塩が入っているのかもしれない。

ともあれカフェでおいしいランチを食べるというオシャレなことをして心身ともに満足した私はご機嫌でお店をでたわけである。しかし、

「なんかおかしくない?」とだんなに言われた。

曰く、店名のCafeもソルトも英語なのに間にdeがあるのは違和感があると。
それに、フランス語ならばCafeのeの上に点がつくはずだろうと。

確かに、Cafeは英語でdeはフランス語(たぶん)、ソルトは英語だけども日本語カタカナである。言語表記が全部違う。

そう言われると途端に気になってきた。もやもやする。
せっかくオシャレな気分だったのに、だんなと店名のおかげで台無しである。



前置きがだいぶ長くなってしまったのだが、TONGUE TE TONGUEである。
この曲名も、TONGUEは英語(舌という意味)だが、TEは英語じゃない。

じゃあ一体なんなのか。
これを機にTONGUE TE TOUNGUEのTEについて思いをめぐらせてみようと思う。

私は3つの説を考えた。

①TE=バッファー
Google検索で「TE とは」と検索してみる。
すると、TEバッファーがヒットした。
トリス塩酸塩とEDTAを入れた緩衝液のことである。

緩衝液とは、ざっくりいうとpHが一定に保たれており、かつ多少濃度が変化してもそれが維持されている溶液のことだ。微生物を培養する際にはよくお世話になっている。

歌詞の内容とあまり合わないが、舌と舌の間に緩衝液があるのはおかしくなさそうな気もする。

これがバッファー説である。

②TE=You
ラテン語にTeという単語があり、その意味は「あなた」である。
転じて、ラテン語から枝分かれしたフランス語やイタリア語、スペイン語などのあなたを指す言葉にもTeは使われている。

TEは「あなた」、これがYou説である。

文法的におかしいなぁとは思うが、別に曲名が文章である必要なんてないし、可能性としてなくはないだろう。

③TE=to
人工呼吸の方法の1つとしてmouth to mouthなる方法がある。
この曲名はmouth to mouth から派生した言葉なのではないか、というのが3番目の説である。

じゃあなんでTOではなくTEになっているんだと言われそうだが、そこは至って簡単である。
SOUL'd OUTの歌詞中ではしばしばTheがThaと表記されていたりする。
彼らの歌詞の表記は、単語としての正しい表記よりも実際に歌ったときに聞こえる方が優先されるのだ。

wanto to~がwanna~と省略されるようにtoは前後に置かれた単語によって形が変わりがちである。最初にTEは英語じゃないと書いてしまったが、それは私の勘違いであり、実は英語のTOが変装していたに過ぎなかったのだ。

長々とくだらないことを述べたが私は③の説が最も有力だと思う。
歌詞の世界観的にしっくりくるし、単語表記を変えることは彼らの曲にはよくあることだからだ。
そりゃバッファーだったら面白いけども。

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